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脂性肌とは

皮脂の分泌を司っているのが男性ホルモンの一種「テストステロン」やステロイドの一種「アンドロゲン」です。これらのホルモンは、皮脂腺を増やしたり、皮脂を合成したりと、皮脂腺の分泌活性を高める役割を担っていますしかし、ストレスや生活習慣、遺伝的要因などにより分泌が過剰になると、それにより皮脂の分泌も過剰になり、結果的に脂性肌になってしまうと考えられています。お肌は「肌質」という観点から大雑把に、「普通肌」、「乾燥肌」、「脂性肌(オイリー肌)」、「混合肌」の4つにわけて考えられます。この中で「脂性肌(オイリー肌)」は、最もはっきりと自覚している方が多く、肌トラブルが深刻化しやすいタイプと言えます。

 

脂性肌

この4つを並べると、どうも乾燥肌の対局に位置するのが脂性肌と誤解してしまいそうですが、実はそうではありません。脂性肌は、簡単に言ってしまうと「何らかの原因で皮脂の分泌が過剰になっている肌」のことです。


一方、お肌の水分量が低下(30%以下)している肌を「乾燥肌」と言いますが、脂性肌でも乾燥しているケースがあり、そういったケースを最近では特に「脂性乾燥肌(オイリードライ肌)」と言ったりもします。脂性肌に長年悩まれている方の中にはこの「乾燥」が見落とされている場合があるので、注意が必要です

 

脂性肌のメカニズム

脂性肌のメカニズムを簡単にご説明します。脂性肌とは、皮脂の分泌が過剰になっている肌のことですが、この皮脂の分泌を司っているのが男性ホルモンの一種「テストステロン」やステロイドの一種「アンドロゲン」です。これらのホルモンは、皮脂腺を増やしたり、皮脂を合成したりと、皮脂腺の分泌活性を高める役割を担っています。しかし、ストレスや生活習慣、遺伝的要因などにより分泌が過剰になると、それにより皮脂の分泌も過剰になり、結果的に脂性肌になってしまうと考えられています。これらのホルモンが分泌されるピークは思春期と、30代後半〜40代にかけての2度あり、これらの時期は脂性肌になりやすい時期と言えます。

 

脂性肌
特に思春期に脂性肌の傾向の強い女性では、アンドロゲンの影響で40歳くらいまで脂性肌の肌質が続きやすいと言われます。また、ホルモンとは別に、遺伝的に皮脂腺が大きいケースや、加齢によって毛穴が開き皮脂が出やくなっているケースでも、脂性肌になりやすい様です。

 

脂性肌の原因を見つける

そもそも、脂性肌の原因とは何なのでしょう?様々な要因が考えられますが、多いものとしては、「食生活」、「生活習慣によるホルモンバランスの乱れ」、「不適切なスキンケア」が挙げられます。


もちろん、元々の体質がベースになっていることは言うまでもありません。「食生活」では、脂質の過剰摂取は避けた方がよいと思います。特に、飽和脂肪酸を多く含むバターや牛脂、ラード、肉類、ショートニングなどは摂りすぎない様に気を付けて下さい。


皮脂を分泌する皮脂腺は、体内の不要な脂を排泄する器官ですが、飽和脂肪酸は融点が高いため、毛穴詰まりの原因ともなります。


脂っこいものは外せないという方は、脂ののった魚に置き換えるのも効果的です。

 

脂性肌

多く摂れば皮脂腺から分泌されるでしょうが、サラサラしているので毛穴に詰まりにくくベトつき感もあまりなく、「お肌を保護する」という皮脂本来の役割を果たしてくれます。また、「生活習慣」は睡眠不足や不規則な生活ストレスなど思い当たるところがあれば改善するとよいでしょう皮脂の分泌に直接関わっているのは「男性ホルモン」で、生活習慣を正すことで全体のホルモンバランスが整えば、男性ホルモンの働きも正常に戻り、皮脂の分泌も正常にコントロールされるというわけです。一見回りくどいようですが、生活習慣の見直しはとても重要です。


そして、「不適切なスキンケア」として、意外に多いのが、過剰に分泌された皮脂や汚れを「取りすぎている」ケースです。難しいところですが、ある程度の皮脂は必要!ということを念頭に置いてケアすることが大切です

 

脂性肌のケアをするには

脂性肌では、スキンケアとして特に気をつける点は「皮脂をとりすぎない」、「洗顔は優しく」、「保湿はしっかり」の3点です。お肌を保護するため、お肌には常にある程度の皮脂は残しておきましょう。


洗顔はとにかく優しく、洗顔後は、保湿を中心に、必要な成分を補います。


油分の少ないものがよいですが、アルコールの入ったものは水分が失われてしまうため避けたほうが無難です。

 

脂性肌
脂性肌は、ケアを誤ると様々な肌トラブルを招く他、乾燥肌や敏感肌とも隣り合わせだということを頭の片隅に置いて、優しくケアしてあげて下さい。バリア機能の低下が皮脂の過剰分泌の原因に脂性肌の原因のひとつとして考えられるのが間違ったスキンケアです。間違ったスキンケアは、乾燥や外部からの刺激からお肌を守る「バリア機能」を低下させてしまいますこのバリア機能が低下すると、お肌は紫外線やアレルゲンなどの刺激に対して弱くなってしまうため、皮脂分泌を増やして自らを守ろうとします


バリア機能を低下させる「NGスキンケア」コレです。

 

(1)過度な洗顔・刺激の強すぎる洗顔

 

まず、間違ったスキンケアで最も影響が大きいのが、「過度な洗顔」と「刺激の強すぎる洗顔」です。

バリア機能は角質層の細胞間脂質(主成分はセラミド)やNMF(天然保湿因子)、そして角質層の表面を覆う皮脂膜から構成されていますが、これらは強い洗浄剤を使って洗顔すると流出してしまいます。洗顔によりバリア機能が低下したとしても、通常は約24時間で回復しますが、1日1回以上、洗浄力の強い洗顔剤を使うと、回復する前に次のダメージを受けお肌が無防備な状態が続いてしまいますまた、角質層は摩擦に弱いため、物理的な刺激を与えると簡単に損傷したりはがれてしまいます。水だけで洗顔する場合でも、お肌をこすってしまうとバリア機能が損なわれてしまいますので十分な注意が必要です。具体的例を見てみましょう。洗浄力の強い洗顔剤を使っている。スクラブ入りの洗顔を頻繁に使う

1日に1回以上洗浄力の強い洗顔剤で洗顔する

脱脂力を高めるため、熱めのお湯で洗っている。

しっかり洗うため、ゴシゴシ洗っている


顔を拭く時にタオルで顔をこすっている。


10代であればお肌の回復が早いため、上述のようなことをしていても大きな問題にならない場合がありますが、大人が同じことをすれば、すぐにバリア機能が低下してお肌が悲鳴をあげてしまいます。

 

(2)保湿不足

 

脂性肌の人がスキンケアで特に気をつけたいのが「保湿」です。脂性肌の人は「保湿をするとべたつく」と思い化粧水や乳液等で十分な保湿をしないケースがあります


しかし、洗顔後のお肌は角質層の細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)、皮脂膜が多かれ少なかれ流出し、バリア機能が通常よりも低下している状態です。バリア機能が回復していない間はしっかりと保湿をして保護をする必要がありますが、そのまま放置すると、お肌は自らを守るために皮脂の分泌を増加させてしまいます。


以上が脂性肌の原因となる間違ったスキンケアの代表的なものですこの他にも自己流のホームピーリングやはがすタイプの毛穴パック等、角質や角栓を取り除くようなスキンケアは角質層にダメージを与え、皮脂の分泌を過剰にする可能性がありますますので十分な注意が必要です。自己流のスキンケアはニキビを悪化させるだけでなく、ニキビ跡がのこってしまうこともあります


早めに皮膚科を受診し、正しいケアを行うようにしましょう

 
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